ABOUT 渡名喜島とは?

『何もしないことができる島』 あなただけの穏やかな時間がここにはある

渡名喜島は、那覇から北西の海上約58㎞に位置し、北に粟国島・南東に慶良間列島・西に久米島と、沖縄本島と周辺離島の中心にあります。
面積は3.84㎢、周囲12.5㎞、人口も360名程と日本で2番目に小さな自治体で、渡名喜島と入砂島の2島からなっています。

NIGHT SKY となきライトアップ

島の魅力は、ゆったりとした静かな時間です。コンビニや商業施設もなく、都会の喧騒を忘れて過ごせます。 渡名喜島は観光客がとても少ない島のひとつで、赤瓦・白砂・ふくぎ並木という沖縄の原風景が残る数少ない地域です。
平成12年には、文化財として重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。また、2つの山が合わさってできた島ということもあり、北部と南部で地形が大きく異なります。他では見られない地層、ダイナミックな風景が楽しめます。
日が沈むと集落の道にフットライトが灯り、昼とはまた違った幻想的な空間が広がります。

NATURE 豊かな自然と生き物たち

渡名喜島は、沖縄の中でもウミガメがとても多い地域です。満潮時に海岸通りを散歩すればウミガメと出会える事もめずらしくありません。 海が美しく豊かな渡名喜島では、様々な海の生き物が生息しています。リーフの切れ目まで行くと、色とりどりの魚たちと出会えます。
また、ウミガメは一年中見られ、冬の時期にはクジラの海遊が見られることもあります。陸には大きなヤシガニもいます。
自然の豊かさから、渡名喜島は平成9年に県立自然公園に指定されました。

HISTORY 歴史

人々がいつ頃から、どのような経路で現在の集落に住みつくようになったか詳細は不明ですが、島内の数か所で昔人が住んでいた痕跡が見つかっています。その1つである村落の北側、海抜約80mの突出した丘陵(里)は、 現在の部落(集落)が成立する前の時代の旧部落といわれています。
人々は里に定住後、付近の土地を開拓しながら次第に下方へ発展し、村落を形成していったと考えられます。
琉球王府時代の渡名喜は、久米島、粟国、慶良間の島々と同じく、久米代官の管轄化に置かれました。 廃藩置県が行われた翌1880年に那覇役所の管轄に、明治29年に島尻郡に所属しました。一時は慶良間列島制度に編入されましたが、昭和21年、旧村に復帰し現在に至っています。

里遺跡 集落の北に位置する島内随一の拝所で、「里殿」「ヌル殿」の拝殿などがあります。
発掘調査から、この地は14世紀から15世紀頃のグスク時代の遺跡とわかりました。 里殿の拝殿北隣からは基壇と掘立柱跡が、ヌル殿内の拝殿平場からは掘立柱跡が発見されました。
また、 各平場の隅には小貝塚が形成されており、 遺物はグスク系土器、輸入陶磁器、鉄釘、鉄鎌、古銭、鉄滓、牛の遺存骨、炭化米・麦などが出土しています。

ACCESS アクセス

渡名喜島へのアクセスは、那覇市泊港から出港する久米島行きのフェリーをご使用ください。

TAIME TABLE 時刻表

那覇→渡名喜島→久米島

那覇発 渡名喜着 渡名喜発 久米島着
1便 09:00 10:55 11:10 12:30

久米島→渡名喜島→那覇

久米島発 渡名喜着 渡名喜発 那覇着
1便 09:00 10:20 10:35 12:30
2便 14:00 15:20 15:35 17:30

PRICE LIST 料金表

那覇→渡名喜島→久米島

片道 那~久 那~渡 渡~久
大人 3,450円 2,750円 1,160円
小人 1,730円 1,380円 580円
往復
(小人)
6,560円
(3,111円)
5,230円
(2,480円)
2,210円
(1,050円)

日帰り可能時期/メンテナンス時期 4/1~10/31の夏季限定で、金曜日のみ渡名喜発⇒那覇行の午後便(2便目)が運航します。それに伴い、那覇からの日帰りが可能になります。
メンテナンス(フェリードック)期間中は、渡名喜発⇒那覇行が午後(2便の時間帯)に変更します。
旅程を組む前に、その時期の運航状況をフェリー会社に問い合わせることをお勧めいたします。

お問い合わせ先 フェリーについてのお問い合わせは久米商船株式会社
那覇 本社(098)868-2686
久米島支店 985-3057
渡名喜支店 989-2497

HELICOPTER ヘリタクシー

那覇空港~渡名喜島へリポートまでヘリタクシーが出ています。 片道約20分ほどで到着します。
利用料金は1機分の値段になるため、乗客人数(最大5名)に応じて一人当たりの金額が変化します。
通常料金とフェリー欠航時の特別料金(補助適用額)があります。
通常料金:片道176,000円
フェリー欠航時の料金:47,300円

ヘリタクシーの予約・お問い合わせはエクセル航空株式会社(098)857-7563
※詳細は下記「フェリーの欠航時 ~ヘリコプターが格安で利用できる場合も~」をご覧ください。

FERRY フェリー欠航時と対策

宿泊先・飛行機のキャンセル料/予約変更に関して

  • 離島に旅行する際は、フェリー欠航時にキャンセル料が発生するかどうか宿泊予約時に事前確認しておくと安心です。
  • フェリーの欠航に伴い、飛行機の搭乗に間に合わなくなる場合もあります。
  • 航空会社によっては別の便に無料で振り替えられたり、全額キャンセルに応じてくれるところもあります。 その際には「欠航証明書」が必要になりますので、フェリーの発券所などで忘れずに発行してもらいましょう。

フェリーの欠航時期 フェリーは、気象の影響を受けやすく空路と比べて欠航になる頻度が高いです。

  • 沖縄の離島の場合、夏場(7~10月)は台風、冬場(12~2月)は時化のためフェリーが欠航になることがあります。
  • 台風は1週間以上前から発生情報が入るので、予報進路と照らし合わせていつごろ欠航になるのか前もって予想できます。一個の台風による欠航期間は2~5日間です。 なお、当日の運航状況は久米商船HPでご確認いただけます。

フェリーの欠航時 ~ヘリコプターが格安で利用できる場合も~ フェリーが欠航した時に限り、ヘリタクシーを割引額で利用できる助成制度があります。特別な手続きは必要なく、支払い時に割り引かれます。

  • ヘリコプターは視界良好が飛行条件なので、強い雨が降っている場合などは運行出来ません。
  • 無事に運行した際には、サンゴ礁に囲まれた美しい沖縄の離島を空から眺められます。
  • フェリーが欠航するとヘリタクシーもすぐ予約で埋まってしまうので注意してください。エクセル航空では「フェリーが欠航したら乗る」という条件付きの予約も前日から可能です。
  • 利用料金は1機あたりの固定額を乗り合い人数で割って支払います。そのため「3名以上集まったら乗る」というような柔軟な予約も可能です。
  • 料金については、上記【HELICOPTERヘリタクシー】をご参照ください。
    ヘリタクシーの予約・お問い合わせはエクセル航空株式会社(098)857-7563